ロンドン火災

【ロンドン火災】英国内に数千とある高層住宅の多くに、なぜスプリンクラーがついていないのか

1 :紅あずま ★:2017/06/17(土) 09:04:24.03 ID:CAP_USER9

https://i1.wp.com/i.imgur.com/rPzImMj.jpg 【ロンドン火災】 なぜ高層住宅にスプリンクラーがついていないのか
BBC:2017年06月16日
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40298255
(ソースにニュース解説があります)

高層建築で火災の拡大を防ぐのに最も効果的な装置の一つが、スプリンクラーだ。
しかし、14日未明に出火したロンドン西部のグレンフェル・タワーをはじめ、英国内に数千とある高層住宅の多くには、スプリンクラーが設置されていない。それはなぜなのか。

イングランドでスプリンクラーの設置が義務付けられているのは、2007年以降に建てられ、高さ30メートル以上の建物のみだ。
この決まりは過去にさかのぼって適用されないため、1974年に完成したグレンフェル・タワーにも適用されなかった。
建物の構造や使用方法に根本的な変更を加える場合は、既存の高層建築にもスプリンクラーを設置しなくてはならない。

北アイルランドでも同様の決まりだ。スコットランドでは、高さ18メートル以上の新築住宅にはスプリンクラーが義務付けられている。
ウェールズでは昨年以来、すべての住宅建築は新築・改築を問わず、スプリンクラーを設置しなくてはならない。

しかし、英国内では地方を問わず、既存の建物にスプリンクラーを後付する義務はない。

どれくらいかかるのか

スプリンクラーのある公営高層住宅は全体の1%に満たない。では、古い建物に新しいスプリンクラー・システムをつけるには、いくらかかるのか。

2009年にロンドン南部で発生した公営高層住宅「ラカナル・ハウス」火災について調査報告書をまとめたサー・ケン・ナイトによると、
建物内の延焼を防ぐ手段としてスプリンクラーなどの有効性は相当の証拠で支えられていたものの、すでに建っている高層住宅すべてに、消火装置の設置を事後的に義務付けるのは「現実的でないし、経済的にも難しい」と考えられていた。

消火スプリンクラーの業界団体「英自動消火スプリンクラー協会(BAFSA)」は、グレンフェル・タワーにスプリンクラーを設置する費用を20万ポンド(約2800万円)と見積もっている。

費用は建物によって異なる。2010年に英南部サザンプトンの「シャーリー・タワーズ」で起きた火災の後(消防士二人が死亡)、管理する行政区は高層住宅3棟にスプリンクラーを設置。
費用は100万ポンド(約1億4000万円)だった。

グレンフェルのようにコンクリートと鉄でできた建物の場合、設置作業が困難で時間がかかるため、費用がかさむこともある。そのため、延焼の防止にはスプリンクラー以外の方法が優先されてきた。

全国消防署長会議のロイ・ウィルシャー委員長はこれに対して、従来の方針を「あらめて検討し直す必要がある」と認める。

ウィルシャー委員は一方で、グレンフェル・タワーでは炎が外壁を伝って拡大したように見えることを指摘。その場合、スプリンクラーがあっても大きな違いはなかったかもしれないという。

グレンフェル・タワーの火災は、2015年末から2016年元日にかけてドバイで起きた高層ビルの事例と似ている。
高級ホテル「アドレス・ダウンタウン・ドバイ」(63階建て)とグレンフェル・タワーの違いは、ドバイのビルには「スプリンクラーがあり誰も死ななかった」ことだと、欧州消火スプリンクラーネットワークのアラン・ブリンソン氏は言う。

全英消防職員協会の報道担当は2015年、「スプリンクラーが適切に設置され、きちんと作動する」英国内の建物で、火災による犠牲者が出たことはないと表明している。

(英語記事 Reality Check: Why don’t all high-rises have sprinklers?)
http://www.bbc.com/news/uk-england-40293035

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ロンドン火災

【ロンドン火災】なぜ高層住宅の住民は「室内に留まる」よう指示されるのか

1 :野良ハムスター ★:2017/06/16(金) 15:56:26.59 ID:CAP_USER9

https://i1.wp.com/i.imgur.com/GSFJxCR.jpg ロンドン西部の公営住宅で14日未明、24階建て127戸の「グレンフェル・タワー」から出火し、大勢が死傷する大火災となった。管理側は住民に、自室や直近の廊下などで出火したのでなければ、火事の際は室内に留まるよう指示していた。これはなぜなのか。

グレンフェル・タワー内に掲示されていた火災時行動マニュアルは、自室で発生した、もしくは自室に影響を与えている火事でなければ、室内に留まるよう住民に勧告している。住民へのニュースレターでは、「別段の指示がない限り、長年の『その場にいて』方針が適用されます。これはつまり、自室や自室外の廊下で出火したのでない限り、自室内にいるべきだという意味です」と書いている。

これは大型集合住宅において比較的スタンダードな勧告だ。

ロンドン消防局は一般的な火災対策として、集合住宅で火災が発生した場合、炎や煙に直接影響を受けていない箇所の人たちは、自室に留まった方が「安全な場合が多い」と説明している。

元消防士で防火対策専門家のエルフィン・エドワーズさんは、「自室に留まる」方針は、火事に直接影響を受けない住民が不要に避難して通路をふさがないようにするためだと話す。

大事なポイントとなるのは、炎の広がり方だ。英国の防火対策の基本は、鎮圧可能な規模の火事を前提としている。高層集合住宅は通常、たとえ1カ所で出火しても建物全体には広がらないよう設計されている。個別の住宅はそれぞれ独立して、延焼を防ぐように設計されているはずだ。

しかしグレンフェル・タワー火災の場合、炎が瞬く間に建物全体に燃え広がった。その速度は前例がないとエドワーズさんは言う。

建築物の防災設備点検を専門とするジェフ・ウィルキンソンさんはBBCに対して、煙が避難ルートに侵入して広がった様子が「何より気がかりな」ことのひとつだと話した。ウィルキンソンさんはさらに、タワー棟の警報システムが、通常想定されるものとは異なっていたようだと指摘する。

「こういう建物は、全員が避難することを想定していない。非常階段が一つしかない構造では、火は個別の居宅内で鎮圧することが前提となっている。住民全員が一斉に避難しなくても良いようにするためだ。消防隊がやってきて状況を把握し、どの階から先に避難すべきか判断し、住民はその避難誘導に従うというシナリオが想定されている」

防火対策の専門家、グレアム・フィールドハウスさんは、「室内に留まる」方針があるからといって、どのような場合にも住民は室内に残らなくてはならないわけではないと話す。

「室内残留方針の是非と、住民がどれだけ方針を理解しているのかにもよる。もし炎や煙の影響を受けているなら、早く出た方がいい」

(以下省略、つづきはウェブで!)

https://ichef-1.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/463A/production/_96487971_notice.jpg
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40284049

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